J SEN Kids・日本語クラブとは?


ロンドンでは、スペシャルニーズを持つ子どもたちが日本語を学ぶ場が非常に限られている、ニーズによっては皆無という現状があります。

親としては、日本文化に触れ合う機会、日本語を学ぶ機会も継続的に作ってあげたい!
そんな想いを持った保護者が集まって、手作りの会を2023年の末、始めました。

そこに行くと同じメンバーがいて、「なんか安心する」。
そして、「なんだか楽しいぞ」。

学校や普段の生活で思い通り行かないことも多い子どもたち、その小さな身体で一生懸命頑張っている子どもたちの、ひとつの居場所になればいいなという想いもありました。
一方で、子どもだけでなく、親の私たち、親子の居場所にもなっているのかな、と最近感じています。

習い事にいくと、スペシャルニーズ向けであってもなくても、親としては参加してほしくてどこか子どもをプッシュしつづけ、子どもも不機嫌、親もクタクタで終わることもしばしば。もしくはプッシュすることを辞め、何度か行けばいつか興味を持ってくれるだろうと言い聞かせながら通い続ける・・そんな賭け事のようなものも少なくありません。

しかし、このクラブは親が主体の手作りのクラブです。こういうことをしたらみんな参加できそうだ、このアクティビティは●●ちゃんは好きじゃなかったはず、この内容は難しすぎる・・。

子どもたちみんなが参加出来るように、考えます。

(※実際に毎月の企画と運営は、運営メンバーが交代制でやっています。しかし、メンバー内で意見交換はします。)

そして、お母さん方が沢山のアイデアを持ち寄って、毎回楽しい会が出来ています。他のお母さんから学ぶ機会にもなっています。

今までやってきて感じている日本語クラブの良さは、ここかなと思います。

子どもたちが日本文化に触れ合う機会、日本語を学ぶ機会という本来の目的以上に、親子の居場所であり、そしてこうした特性を持った子どもへの教育を一緒に考えてくれて、一緒にやる仲間がいる。

今では、「子どもが日本語クラブを楽しみにしている」という声も聞かれます。

あるお母さんは、「兄弟がいる中で娘と唯一の二人の時間だ」と仰います。

日本語クラブを通して、親子、そして家族の大事な時間を作って頂きたいですし、親と子の心休まる場であったらいいなと思います。

今のところ、日本語クラブは、保護者参加型のクラブです。

とはいえ、ゆるくやっています。

きつい時は、無理してこなくてもいい。それは、親もお子さんも。

しばらく休んだっていい。

でも、また行きたいなと思えた時に、いつでもあって、同じように迎えてくれるメンバーがいる、そんな場所であったらいいなと思って活動しています。

どんなメンバーでやっているのか、どういう活動をしているのか、ご興味があられましたら、お気軽にお問合せください。

図書館での毎月の活動以外にも、課外活動なども企画していますので、毎月の参加は難しいという方でも是非お問合せください。

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